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2018年 10月 03日 ( 1 )

山崎亮さんとコント55号

 昨日は、職場のお休みをもらって、魚沼市小出郷文化会館で開催された「コミュニティーデザイン」の山崎亮さんの講演会に行ってきました。(以下、あまりにも感動したので、長い話にご注意ください)
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 山崎さんは、公園設計などのお仕事からスタートし、地域住民を巻き込んだ「地域づくり」活動に関わって全国的に活躍されている方です。雑誌やインターネットで何度か目にしていましたが、直接講演を聞くのは初めてでした。お話を聞きに行った、こっちが励まされてうれしくなるような、私たちが今やっている事を「そのまま続けていていいんだよ」と納得できるような内容で、とても安心して楽しい気分で帰ってきました。

 お話を聞いているうちに、ふと、かつて大活躍した(若い人達はご存知ないと思いますが)コント55号のテレビを見ているような印象を覚えました。(もちろん山崎さんご自身も、ご存知ないでしょうし、全く意識されていないと思いますが。)
 コント55号というのは、萩本欽一さんと故・坂上二郎さんのコンビで、1970年代に毎日のようにテレビに出ていたコメディアンです。それまでのコメディアンというのは、お笑いの「いわゆるプロ」で、(もちろんお二人もたたき上げのプロですが)ステージの上で長年研鑽した「芸」を演じて客席の笑いをとるやり方で、「やすしきよし」の漫才が典型ですが、ステージの上(芸人)と下(お客)で、当然ですが役割が分断されていました。それをコント55号、特に萩本欽一さんはステージから降りて、客席に入って、見に来ていたお客様に直接話かけて、時にはステージに上げて笑いをとる、まさに会場を一体的に笑いの場にしてしまうやり方を始めた、最初のコメディアンだと思います。「欽ちゃんの仮装大賞」は好例です。現在では、「鶴瓶の家族に乾杯」、「ブラタモリ」のように、コメディアンが会場どころか街に繰り出して、街の人や見ている人達を楽しませてくれる番組にまで、発展してきました。
 まさに、山崎さんが勧めている地域づくりは、この手法だと私は勝手に想像して、喜んでいました。(現に山崎さんも講演会の最後には、本当にステージから降りて客席に入り、来場者を前後お隣グループに分け、即興でワークショップを始めてしまいましたが・・)

 話が長くなりましたが、まさにワークショップというのは(「ああ、付箋をぺたぺた貼るやつね」と勝手に誤解される方が多いのですが・・)、来場者も演者も一緒になってやるということです。そして、「地域づくり」も実は「プロの人」だけが率先してやるのではなく、「そこに居る一般の人々」も巻き込んだ活動に、結果的になってしまうという事です。一部の観光業界の人達だけが一生懸命にやる事ではなく、そこで普通に暮らす住民も「巻き込まれ」になるという大きなエネルギーを含むということです。山崎さんが言う「参加が作る豊かな人生」というテーマは、「巻き込まれるのではなく、意識的に参加すること」で、自ら「地元で積極的に生きようじゃないか」ということです。(それに気づかされた事が、昨日の講演会に「参加」して良かったと感じたとことです)
 そして「結果的に」というところが、実は多くの軋轢を生むので、つまり勝手に活動を始めた「変な奴」と、突然、ドヤドヤと押しかける「観光客」との間に、住民が挟まれトラブルの元になります。これを防ぐために、事前に十分に時間をかけて、地元住民から「あいつのやる事だから、しょうがないなぁ」と「快く」受け入れてもらえるまで、信頼関係を作らなければなりません。「鶴瓶さんだから、突然、見知らぬ人の家に押しかけても、拒否されない」(当然スタッフがいますが)ような関係でしょう。柏崎市の多くのイベントに、もし「不満がある」のなら、そこの部分を時間をかけて、信頼関係を築かなければなりません。

 幸いにも、笠島は、もちろん柏崎市にも、かつて大勢の観光客を受け入れたという経験が住民にはあります。「「もく」がやることだからか、しょうがないか」と、皆さんから快く受け入れてもらえるよう、これからも笠島・柏崎、もしかしたら新潟県という「会場」に飛び出して、いろいろなチャレンジをやってみたいとあらためて思いました。

 



by kurosakiH | 2018-10-03 04:41 | Comments(0)