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灌木(かんぼく)の魅力

秋の深まりが感じられる一日でした。紅葉狩りに行かれた方も多いのでは。
皆さんから、ムサラキシキブについてのお問い合わせをいただきました。季節がらあちこちで、色づいたムラサキシキブを目にするようになりました。小さく光沢のある鮮やかな紫色の実は、紫式部の名前をいただいたように、上品で可憐ですね。
  樹形に「灌木(かんぼく)」というのがあります。以前にもご紹介しましたが、盆栽では「株立ち」とか「寄せ植え」とか呼ばれる樹形が近いのですが、もっと自然な樹形です。この簡単なような枝ぶりが、盆栽で作ろうとすると「硬い」感じになりやすく、針金をかけると、いかにも「曲げました」という感じになります。自然な灌木の姿は、伸びやかさがありますね。
 是非、盆栽でご覧いただこうと毎年張り切っているのですが、実がまばらでお見せするレベルに届きません。せめて実姿だけてもと思い、庭のコムラサキを花瓶に入れてみました。
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by kurosakih | 2008-10-25 20:56 | 紫式部日記