ヨロンゴ(榎)の残る学校

笠島小学校跡(現:高崎臨海学校)の校庭に、1本のヨロンゴ(榎)の古木が立っています。写真左手の石柱は校門で、そこから石段を降りると、村中の細い道にでます。それが北国街道です。かつての小学生は、毎日、この道を歩いて通学していました。昔、ここを松尾芭蕉や十返舎一九、さらには佐渡御金荷の一行が通った道などとは露知らず。ヨロンゴの木の海側は低くなっていて、そこを街道が回っていました。今は埋め立てられ広いグラウンドに変わってしまったので、なぜ1本の木が真ん中に立っているのか奇異な感じさえします。ヨロンゴは枝分かれが多いので、子供が木登りしやすい木です。木の上から、校庭を走り回る友達に手を振るのが楽しみでした。
 平成12年に高崎臨海学校を訪れた安中市の中島博範市長さんが、安中市の広報にこの木を書かれた文章を見つけたので、ご紹介します。
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 (前略)「(安中)市内小学校の児童約300名は、元気そのもので日本海の遅い夏を過ごしていた。(中略)昔の名残は、校庭に威風堂々と生きる榎と松の2本の老大樹だけである。日本海の過酷な自然に耐え、荒風にも凛として立ち伸びてきたその姿は、この施設に集う子供らに、その生き様を教えているかの如くである。小学校から臨海学校へと続く長い歴史の中で、失われる危険も数多くあったであろうが、この古木を大切にし、今に残してくれた先人に感謝したい。(後略)」
 こちらこそ、この木を誉めていただいて、お礼をいいたいです。また、夏がくれば深緑で木陰
を作り、大勢の小学生で賑わう校庭を、ヨロンゴは静かに待っているようです。
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by kurosakih | 2004-03-31 06:55 | 北国街道・笠島の歴史 | Trackback | Comments(0)